北村さんちの遺跡めぐり

立山町   地図g

塚越古墳 立山町塚越
撮影日2011/3/6

「日本の古代遺跡13・富山」(保育社)には、白岩川流域の古墳として、
稚児塚古墳、竹内天神堂古墳、塚越古墳、中馬場の宮塚古墳、若王子古墳、清水堂古墳などが紹介されている。

竹内天神堂古墳は舟橋村  (舟橋村のページをご覧ください)
中馬場の宮塚古墳・若王子塚古墳、清水堂古墳は富山市  (水橋の古墳群のページをご覧ください)
稚児塚古墳・塚越古墳は立山町

塚越古墳は一度探してわからなかったが、塚越神社こそが塚越古墳とわかり、見学に行く。


塚越古墳
墳丘の上に社殿がある。

境内は児童公園となっている。




塚越古墳
西側から見る。








塚越古墳の墳丘は丸くなっている。

説明板はないので詳しい事はわからないが
径35m の円墳とのことである。




   

稚児塚(県史跡)
ちごつか

中新川郡立山町浦田字前田
(撮影日2003/3/22)

寺田駅と稚児塚駅の中間で、線路に接するようにある。

稚児塚正面
高さ7.2m、底部の直径が46.8mの円墳
頂部が平らな断頂円錐形をしていて、古い形を残している。
葺石で覆われ、周囲には濠があった。古墳時代中期の築造と推定。

写真の手前は富山地方鉄道の線路だ。

墳頂には大木の根っこが残っている
頂部には
かつて樹齢300年の高さ25m胴回り9mの大杉がうっそうと茂っていたが、
昭和48年に枯死した。 

稚児塚全景
濠跡の水田が、そのまま丸く塚を囲んでいる。
濠の幅は15〜17mもある。

稚児塚正面には、山王社稚児塚奉賛会の人たちが書いたとっても長い説明板がある。
見学に行ったらじっくりとお読みください。

日中藤塚古墳
にっちゅうふじづかこふん

立山町日中
(撮影日2004/11/28)

立山町日中の日置神社から北に行くと新藤塚橋というのがある。行ってみると、右側に小山発見!



日中藤塚古墳
直径20m・高さ3.8mの円墳
頂上部から1.8m下に竪穴式石室(東西2.4m・南北1.4m)がある。
石室は白岩川の川原石積で床には小礫が敷かれていた。
石室内部から方格規矩鏡1・鉄剣1・木片2などが出土。
古墳時代中期前半の築造と考えられている。
円墳なのに周りの石垣が四角くなっているのはどういうわけだろう?
ちょっと見たところは方墳にしか見えない。おかしい!

日置神社のこと
延喜式に越中国新川郡として記載されている由緒正しい神社である。
日置部」とは古墳時代から飛鳥時代のころ、「日」あるいは「火」を守るという重要な役割を与えられた人たちの集団。
日本各地に「日置」という地名が残っているらしい。
今度調べてみよう!

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