北村さんちの遺跡めぐり
更新日 2014/7/6
四国の遺跡めぐり 第7回 愛媛県その6 西条市 四国中央市 |
2014/4/20~26 |
4月22日 三日目。今治市の古墳見学後、
道の駅「湯之浦温泉」の昼食
焼き鳥玉子飯
その後、西条市のおもしろい石室墳へ。
地図g
諏訪山古墳 市史跡 |
西条市船屋 撮影日2014/4/22 |
道の駅「今治湯之浦温泉」から西へ車で約30分。諏訪神社の境内にある。
諏訪山古墳は 諏訪神社の鎮座する諏訪山の丘陵南端にある。 |
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諏訪神社の鳥居の横に、 「諏訪山古墳入口」と刻まれた石碑がある。 |
石室正面 |
石室羨道部の天井石が1枚だけ、 テーブルみたいに残る |
玄室 |
玄室内部 小祠がある。 |
玄室内部から羨道を見る |
諏訪山古墳のそばに、もう一つの墳丘らしい高まりがある。
石材も露出している。
2号墳か?
諏訪神社社殿
犬がいると思ったら、
ぴょんぴょん飛んでいなくなった・・・・
キツネだった・・・・
新居浜市にも古墳はあるが、四国中央市まで行ってしまうことにする。
14時28分 新居浜ICから松山自動車道
14時50分 三島川之江ICから 11号線に入る。
15時すぎに、向山古墳に到着。
地図g
宇摩向山古墳 国史跡 |
四国中央市金生町下分 撮影日2014/4/22 |
ビニールシートがかぶさっている。かなり長くかぶったままになっているようだ。
史跡公園になる予定のようだが、整備が進んでいないかな?道端に駐車。
宇摩向山古墳は 金生川の東岸、丘陵の先端部に立地する 東西70m・南北40mの長方形墳 単一墳丘上に緑色片岩を用いた2基の横穴式石室が南に平行して開口している。 1号石室測図 (かわのえ高原ふるさと館パンフから) 1号石室はほぼ完存、 長11m 羨道部は 長さは7.4m 3枚の天井石がある。 幅は羨道部入口で2.8m、玄門部で2.2m 高さは1.8m 玄室は、長さ4m・最大幅2.42m・高さ2.5m 天井は2枚の巨石を横に並べておおっている。 2号石室は現在埋没状態だが、露出している石材などから、 1号石室よりさらに大きな優美な石室と考えられているが、 全長14.3m以上・高さは玄室で3.8m前後と考えられている。 7世紀前半の築造と推定されている。 四国でも最大級の巨石墳。 2003年(平成15年度から調査が続いている。 (四国中央市教育委員会HP・ふるさと館パンフから) |
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宇摩向山古墳 西から見た墳丘 |
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宇摩向山古墳 南から見た墳丘 ビニールシートの左 1号石室 右は埋没している2号石室 |
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1号石室入口 |
1号石室内部 玄門の両脇に柱石がある。(両袖式玄門柱石) |
1号石室奥壁 石が大きい!! 奥壁と両側壁が共に一枚岩 高さ2.5m |
1号石室内部から外を見る |
2号石室入口 |
2号石室 手前の天井石はないが・・・・ |
2号石室 残っている天井石 |
2号石室 手前・石室奥側、向こう・入口側 |
近くの「かわのえ高原ふるさと館」に、付近の古墳の資料がないかと行ってみるが、
向山古墳の簡単な資料だけあった。
職員の方に、お姫山古墳の登り口をたずねたが、よくわからないようで・・・・。
あきらめて、お姫山古墳に向かって歩いていたら、自転車で追いかけてきて、登り口を教えてくれた。
たぶん、詳しい人にきいてくれたのだと思う。
お姫山古墳 | 四国中央市川之江町片上山 撮影日2014/4/22 |
向山古墳の北200m、住宅街の中に取り残された裏山頂上部にある。
駐車場はないので、向山古墳近くの広めの道路に路駐。
お姫山古墳の南の民家のわきから、古墳の山に入る。道があるようなないような・・・・。
四国の山には、いろんなところに「札所」があって、山の中に札所の案内標識がある。
この山の最高所を目指す。
お姫山古墳は 径23mの円墳 お姫山古墳 2基の横穴式石室が直交してつくられている。 1号石室は南西に開口し、 玄室長3.1m、幅1.9m、羨道長3.4m。 2号石室は、南東に開口し、 現在は 玄室片側の側壁と玄門柱石だけが残る。 残存する玄室長3.5m 2つの石室はほぼ同規模と考えられている。 6世紀後半の築造と推定されている。 1号石室から出土した須恵器などは市の文化財となっている。 出土品は近くの高原ふるさと館に展示されている。 (四国中央市教育委員会HPなどから) この後見学する端華の森古墳も、2基の横穴式石室が直交してつくられている。 |
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お姫山古墳石室 右側の石積みは、2号石室の側壁 写真中央奥あたりに 1号石室の側壁部分の穴があいている。 |
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1号石室側壁にある穴 本来の入口ではないというが・・・・・ |
1号石室側壁 穴にカメラを突っ込んで撮影 入口は左方向 |
2号石室 側壁と玄門柱石 片側だけ残る 天井石はない |
見学したときは、石室が2つあることを知らなくて、不思議な石室形態だと思っていたが、
2つの石室があると分かり、納得できた。
知らなかったので、1号石室の入口は見て来なかった。残念。
宝洞山2号墳 | 四国中央市川之江町大門字宝洞山 撮影日2014/4/22 |
お姫山古墳から東に約300m、住宅地の真ん中に保存されている。駐車場なし。
宝洞山2号墳は 径23mの円墳 背後には周濠らしい地形が残る。 南に開口する横穴式石室は、玄室長3.2m・幅2.5m 羨道長1.8m・幅1.2mの両袖式 天井、奥壁は巨石を使用している。 |
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西から見た墳丘 |
石室入口 羨道は破壊されていて、 玄室だけが残っているようだ。 |
石室内部 巨石を使用しているということだが 埋まっている・・・ |
背後(北側)の墳丘 周壕の跡が残る地形。 |
宝洞山1号墳 市史跡 |
四国中央市川之江町大門字宝洞山 撮影日2014/4/22 |
宝洞山2号墳から南に斜面を下りた所にある。駐車場なし。
宝洞山1号墳は 天生津古墳ともいう |
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西から見た墳丘 左(南)側に石室開口 周溝跡が確認できる。 |
石室入口は狭いけど入れます |
石室内部は広い! 完存! |
奥壁 |
石室内部から外を見る |
墳丘に上がると、61番札所がある。 (札所の案内標識有り) |
新しい住宅街に、古墳が残されている。古墳のそばに住んでみたい・・・・。
三島川之江IC付近の古墳見学へ、つづく