北村さんちの遺跡めぐり
更新日2016/3/11
大阪南部から和歌山県へ その5 紀の川市平池周辺 |
2015/12/3~12/6 | |
第2日目、上ミ山古墳を見学して、すさみ町から紀勢自動車道で海南ICまで北上。
まず、伊太祁曽神社(古墳)に行ったが、伊太祁曽神社は 三社参りのページで紹介するとして・・・。
ローソン伊太祁曽店で、昼食を買い
和歌山電鉄貴志川線のたま駅長のいる喜志駅近くの平池に行く。
平池ほとりで昼食。
平池古墳群 市指定史跡 |
紀の川市貴志川町長原 2015/12/4 |
平池緑地公園は県下最大級のため池で、公園内に前方後円墳1基、円墳2基の古墳がある。
駐車場がある。
平池古墳群1号古墳 | 1号古墳の説明板がある。 |
長さ31.5mの前方後円墳 墳丘はほとんど削平されている。 1号古墳模式図 (説明板から) 周囲に幅1mほどの周溝がめぐるが、 東側中央で途切れ、出入口(陸橋)となっている。 主体部は不明。 円筒埴輪や器材埴輪、須恵器が出土している。 6世紀中頃の築造と推定されている。 |
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説明板の奥に1号古墳がある。 現在の平池北岸に位置。 墳丘はほとんどなくなっているが、 芝生の色で形を表している。 |
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後円部から前方部を見る |
前方部から後円部を見る |
1号墳から平池を見ると、2号墳と3号墳がみえる。
右・2号墳
左奥に3号墳
平池古墳群2号古墳 |
長径31.5mの楕円形墳。 周囲には土橋を残した周溝が巡っていた。 1号墳に続く6世紀末の築造と推定されている。 |
現在、池の中に島として浮かんでいる2号古墳 横穴式石室の一部が露出しているらしい 真ん中がへこんでいるように見える。 |
平池古墳群3号古墳 |
南岸にある径17mの円墳。 周溝が巡る。 古墳群中、最も古い5世紀末頃の築造と推定されている。。 |
3号古墳 湖畔から地続きだけれど、 池に浮かんでいるようにも見える。 |
人なっっこい野鳥たちに追っかけられる。
野鳥観察ができる公園です。
平池は和歌山県朝日夕陽百選にもなっている。
白浜の千畳敷でも同じ案内板を見た・・・・
中央奥は2号古墳。
平池周辺の古墳配置図
平池公園内に、1~3号墳がある。
平池1号古墳 | 長さ31.5mの前方後円墳 |
平池2号古墳 | 長径31.5mの楕円形墳 |
平池3号古墳 | 径17mの円墳 |
双子三昧塚古墳 | 長さ42.4mの前方後円墳 |
丸山古墳 | 径42mの円墳 |
三昧塚古墳 | 径40mの円墳(元は前方後円墳) |
罐子塚古墳 | 径40mの円墳 |
双子三昧塚古墳 市指定史跡 |
紀の川市貴志川町長原 2015/12/4 |
平池の北側にある前方後円墳。 眺めるだけ・・・
双子三昧塚古墳は 全長42.4mの前方後円墳 後円部径23.4m、前方部幅32m 出土品がまったくないので時期は不明 (形態から見て、後期の築造か) |
双子三昧塚古墳 |
航空写真でみると削られているせいか、いびつな形をしている。
丸山古墳 県指定史跡 |
紀の川市貴志川町上野山 2015/12/4 |
貴志川中学校脇の竹薮の中に墳丘。
南側の青少年センターに駐車のお願いをして見学。
登り口に説明板がある。
丸山古墳は 東西径42m、南北径41.5mの円墳 高さ6.3mだが、元は高さ7.5mあったと考えられている。 貴志川西岸の上位段丘崖近くに位置。大型の単独円墳。 中央墳頂部には副室のある組合式石棺が露出している。 石棺は両側石長さ2m・西小口石幅88cm・東小口幅77cmで、 4枚の緑泥片岩を組み合わせたもので、南側に副室をもっている。 蓋石は長さ2.8m・幅1.05~1.25mで西端中央部に縄掛け突起がある。 盗掘されているが、昭和8年の開墾時に 円筒埴輪・鉄鉢・直刀60口・琴柱型石製品・ガラス製小玉・管玉などが出土。 |
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墳頂の 組合式箱型石棺の 露出の様子 |
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蓋石には縄掛突起が綺麗に残っている。 横に副室もある。 |
上から見た副室 |
組合式箱型石棺内部 右に副室 副室からカメラを突っ込んで撮影 |
南から見た墳丘 |
必見です!
三昧塚古墳 |
紀の川市貴志川町神戸 2015/12/4 |
和歌山電鉄貴志駅のすぐ北の県道沿いにある。眺めるだけ・・・
三昧塚古墳は 現在は径40mの円墳だが、元は前方後円墳と考えられている。 5世紀中頃の築造と推定されている。 |
三昧塚古墳 りっぱな墳丘! |
航空写真でみると前方後円墳だと感じる。
罐子塚古墳 市指定史跡 |
紀の川市貴志川町上野山 2015/12/4 |
喜志駅の西にまあるい墳丘が見える。 眺めるだけ・・・
罐子塚古墳は 径40mの円墳。 5世紀中ごろの築造と推定されている。 |
罐子塚古墳 雑木林となっている。 |
航空写真でみてもきれいな円墳だ。
たま駅長で有名な喜志駅へ
初代たま駅長が亡くなり、2代目たまは、通称にたま。
和歌山電鉄貴志川線は、たまのおかげで゜、赤字が解消されたという。
駐車場はないので、急いで見学。
喜志駅 駅舎は、たまの顔のよう。 |
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フラッシュが目に入らないように、後ろ姿のニタマ |
たまミュージアムには、たまグッズがある。 |
今度は和歌山電鉄貴志川線を利用してたまに会いに行きたい・・・。
北古墳群 市指定史跡 |
紀の川市貴志川町北 2015/12/4 |
喜志駅の東約1.6kmの関西電力紀の川変電所に通じる道路沿いにある。
説明板がある。
北古墳群は 現存6基が確認されている。 1~5号墳は関西電力紀の川変電所に通じる道路のすぐ北側、6号墳は南側約50mにある。 1号墳は発掘調査され、石室の詳細な構造が判明している。 2~6号墳の詳細な発掘調査は行われていない。 |
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北古墳群のある台地 この台地に 1~5号墳がある。 右の墳丘が1号墳 1号墳の左(西)に 他の4基がある。 墓地の中。 |
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1号墳 横穴式石室は緑泥片岩の割石で構築され、玄室長さ2.6m・幅2.4m・高さ2.4m 奥壁には高さ1mの位置に幅0.5mの石棚が架設されている。 側壁は内傾約75度で持ち送り式に積み上げて1枚の天井石を支えている。 天井部は長さ0.9m・幅0.5m ガラス玉40、ガラス小玉(紺色・緑青色・青色・黄色)38、刀子片1が、石棚下から出土している。
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その他の墳丘
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りっぱな石室を見た!
船戸古墳群へ つづく