北村さんちの遺跡めぐり
更新日 2019/4/7

兵庫県北部その5
丹波市
2018/12/1〜3


12/3  三日目です。丹波市に向かいます。
雨が降ったりやんだりという天気で、写真が暗い… 雨が霧になって写り込んでいる。
「北近畿豊岡自動車道」遠坂トンネル料金所から氷上ICへ

丹波市の地図g

天王稲荷古墳 丹波市春日町長王
(撮影日2018/12/3)

春日町長王の集落から北へ。山あいの道をどんどん進む。
「稲荷古墳のヤマザクラ」という説明板(平成29年製)がある。このヤマザクラが市指定文化財
最近、土石流でもあったのか、周りはぐちゃぐちゃしている。
手前に駐車場スペースあります。

 天王稲荷古墳は 23m×12mの円墳  (兵庫県遺跡地図p37・790007)
 横穴式石室(長さ7.8m・幅2.3m)が露出している。
 春日町長王の山裾にひっそりと祀られる稲荷神社のそばに古墳があり、
  古墳石室の天井石を抱え込むように根を張るヤマザクラがある。
 三つの天井石の最奥部の石の上にヤマザクラの幹が立っている。

墳丘は流出している。

石室露出  右側が入口

石室の奥部の上には
市指定文化財のヤマザクラが根を張る

入口前には、稲荷神社の小祠がある。

石室内部 埋まっている。

奥壁も崩れそう…

石室内部から外を見る

ヤマザクラは樹高27m、花は白色で花弁の外側がうすく桃色がかっているそうだ。

坂古墳群 丹波市春日町坂
(撮影日2018/12/3)

国道175号線坂交差点から西へ100mの鉄塔の背後の林の中にある坂古墳群の見学。
送電線の鉄塔前に駐車。鉄塔脇から山に入る。
北側の国道と南側の北近畿豊岡自動車道にはさまれた場所にある。

坂古墳群と歌道谷古墳の位置関係

遺跡地図に北近畿豊岡自動車道を追加した
(兵庫県遺跡地図p46)

遺跡番号
(790019)は 歌道寺跡
(790020)は 慶徳寺跡
となっている。


遺跡番号  名称  形・大きさ  特徴
790018  歌道谷古墳 円墳 径10m・高さ2m 横穴式石室
790021  坂1号墳 前方後円墳 全長23m・高さ5m 横穴式石室
790147  坂2号墳 前方後円墳 全長20m・高さ4m 横穴式石室が2つある
790148  坂3号墳 円墳 径15m・高さ3m 横穴式石室
790149  坂4号墳 円墳 径5m 横穴式石室
790150  坂5号墳 円墳 径11m 横穴式石室
790151  坂6号墳 円墳 径9m 横穴式石室
790152  坂7号墳 円墳 径8m 横穴式石室
790153  坂8号墳 消滅

まず目に入る2号墳。

 坂2号墳
 全長20mの前方後円墳 2つの横穴式石室がある。
 後円部北西に開口している横穴式石室は 玄室長3.55m、幅1.7m、高さ1.75m、
  羨道長1.62m、幅0.75mの両袖式
 前方部にも石室がある。

左方に後円部

後円部北西に横穴式石室が開口している。

玄室内部 三角持ち送り式天井

玄室から外を見る

2号墳には、前方部にも横穴式石室がある。
石材が見えているので、この辺りか?

1号墳の前方部は自動車道で削られているようだ。
1号墳の石室は、北近畿豊岡自動車道の方に開口しているが、
  現在、入口に木が倒れていて、中には入れない。
奥壁側も、崩れたところから石室内部が見えるが入ることはできない。

 坂1号墳
 全長23mの前方後円墳
 後円部の南西方向に開口している横穴式石室は、
   玄室長4.22m、幅2.41m、高さ2.6m、羨道長1.95m、幅1.45mの両袖式

後円部を横から見る
前方部(左側)は自動車道のフェンスの向こうに続く

後円部側 石材が露出している。
(奥壁側)

横穴式石室奥壁側に隙間がある。
丸い天井石か?

奥壁側すき間からカメラを突っ込んで見る
玄室内部  奥が羨道部

横穴式石室入口側
木が倒れていて、入室不可能

入口の隙間から石室内部を撮影
羨道部から玄室を見る

2号墳の北西に3号墳がある。

 坂3号墳
 径15mの円墳 墳丘は半壊
 横穴式石室は、羨道部が破壊されているが、
    現存長4.2m、玄室長3m、幅1.82m、高さ1.78m。

墳丘

横穴式石室の天井石が露出

横穴式石室

石室内部

奥壁

石室内部から外を見る

ほかにも墳丘が残っているようだが、特定できない。


4号墳か 石材散乱

墳丘があるような・・・?

   

歌道谷古墳
ウトウダニコフン
丹波市春日町歌道谷
(撮影日2018/12/3)

坂古墳群の上り口から東北東約500m、船城神社の境内にある。

船城神社
もとは山王権現社と称し、
 南にそびえる天ヶ嶽(標高514m)をご神体としていた。
祭神は
 国常立尊(クニトコタチノミコト)
 国狭槌尊(クニノサツチノミコト)
明治初年に船城神社と改称された。

多くの古文書が市指定文化財となっている。
古墳は右手の建物の間をぬけて、手前下方に下りたところにある。

 歌道谷古墳は  径10mの円墳 高さ2m 横穴式石室がある。

墳丘

横穴式石室入口

石室内部

石室内部から外を見る  モヤモヤ〜…

歌道谷古墳の近くには、古墳みたいなものが確認できる。
だが、現在は、歌道谷古墳は古墳群にはなっていないようなので、古墳ではないかもしれない…


歌道谷古墳の傍の古墳状の高まり

歌道谷古墳の斜面下方の古墳?石材散乱


セブンイレブン丹波柏原店にて休憩。
村上商事 柏原中央セルフSSにてガソリン補給。
次に見学する藤の目古墳群のある柏原町(カイバラチョウ)は城下町で、今だに風情のある町並みを残している。
(現在は、丹波市柏原町)
その一つ「たんば黎明館」は、兵庫県有形文化財に指定されている。

たんば黎明館」  車窓から

たんば黎明館は
明治18年(1885)氷上第一高等小学校として設立。
明治42年(1909)には、氷上郡立高等女学校の校舎となる。
創建当時の姿を尊重した改修工事や耐震工事を終え、
 平成27年(2015)、レストランやライブラリーカフェなどを備えた施設として生まれ変わった。

藤の目古墳群 丹波市柏原町東奥
(撮影日2018/12/3)

柏原高校の北の民家の後ろに、藤の目4号墳がある。

 藤の目4号墳  (兵庫県遺跡地図p46・760142)
 現状で径15mほどの円墳 
 南側に開口している横穴式石室
  全長11.5m、玄室長4.3m・幅2.5m・高さ2.35m
  羨道長7.2m・幅1.5m・高さ1.85mの両袖式。

民家の間の細い通路をいくと墳丘が見えてくる。

東から見た墳丘

北側から見た墳丘

北側墳丘裾には石が見えて、
少し穴が開いているが、これは奥壁側

南側に石室が開口している

入口から石室内部を見る

羨道部から玄室を見る
奥壁から光がもれている

玄室から外を見る

道路を北にさらに進むと、道路沿い西側に2号墳の石室が露出している。

 藤の目2号墳 (兵庫県遺跡地図p46・760140)

墓地の階段横の茂みに石が見える?!

石室?

石室内部 4号墳と比べると小型の石室で、長さ5mほど

さらに道を北に進んだ右側の林の中に1号墳。

 藤の目1号墳 (兵庫県遺跡地図p46・760010)

墳頂に石材が見える

半壊の石室

 1号墳の北にある池の中や周辺にも石材があって、古墳がありそうな感じだが、
  特定には至らない…。

見長大歳神社古墳 丹波市柏原町見長
(撮影日2018/12/3)

藤の目古墳群の南約1kmの集落の中にある。

 見長大歳神社古墳は 径20mの円墳 高さ5m
 墳頂部には大歳神社の祠が建つ。
 西側に開口する両袖式の横穴式石室は 全長10.6m
  玄室部は長さ3.8m・幅2.1m・高さ2.2m、羨道部は長さ6.7m・幅1.7m・高さ1.7m
 6世紀後半の築造と推定されている。
   (兵庫県遺跡地図p46・760017)

上り口は東側にある。
石室入口は西側にある。

墳頂部には大歳神社の祠

開口部側(西側)から見た墳丘

開口部

羨道部の天井は、玄室より低くなっている

玄室

玄室から外を見る

古墳の周りに四角く道路があるので、方墳かと思うが、円墳だ。

次は、篠山市だ。町浦古墳に続く

兵庫県のページ目次

目次トップへ