北村さんちの遺跡めぐり
更新日2019/10/10
近江の古墳・遺跡2019
その7 大津市2
2019/5/5・6
ゴールデンウイークの10連休の最後の2日間で、滋賀県へ。
2日目の始まりです。
地図g
近江国府跡 | 大津市大江3丁目 (撮影日2019/5/5) |
宿泊した瀬田の南約2kmのところにある。
近江国庁とは 律令という中国の法律制度にならって、天皇を中心とする統一国家を作ろうとしたころに、 全国68ヶ国にそれぞれ設置された役所。、 近江国庁は奈良時代前半に置かれ、平安時代後半まで存続したようだ。 都から派遣された国司を中心として、 徴税・裁判・軍事など今の県庁・警察署・裁判所・税務署として 近江国の統治と都との連絡に当たっていた。 国庁推定図 国庁は、 前殿・後殿と東西の脇殿という建物を中心に、 門や築地などからなり、 東西2町(約216m)、南北3町(約324m)の区画をいう。 その外側には9町(約927m)四方の広がりをもつ 規格化された街路が広がっている。 これを国府といい、役所の所在する市街地にあたるもの。 近江国府は日本で初めて、 古代の地方政治の中心地である国庁の全容が 明らかになった遺跡だ。 (説明板から) |
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後殿跡 建物のあたりに 前殿があったらしい。 |
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国庁の東側の区域にある 建物跡 左側は「木製外装基壇」 右側は「掘立柱建物跡」 |
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石碑「近江官衙跡」 |
東屋の左奥に、 少しだけ築地塀が復元されている。 |
建部神社 | 大津市神領1丁目 (撮影日2019/5/5) |
近江国庁跡の西約1km。
近江一の宮。 祭神は日本武尊 景行天皇46年(316)の創建といわれている。 平安時代作の木造女神像と、鎌倉時代建立の石灯籠が、重要文化財となっている。 |
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建部神社境内 |
建部神社社殿 |
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重要文化財の木造女神像 (平安時代作) 説明板の写真から |
重要文化財の石灯籠 (鎌倉時代作) |
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本殿後ろに、神宝が展示されている。
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幻の千円札 昭和20年8月、日本で初めて作られた千円札 当時の最高額紙幣として発行された。 図柄は、 建部大社と御祭神の日本武尊が使用されている。 発行された枚数が極めて少ないので 幻の千円札といわれている。 (説明板から) |
新免古墳群 | 大津市上田上新免町 (撮影日2019/5/5) |
新免集落の最も奧の民家から谷間へ入ってすぐのところに、「新免古墳群」の石碑がある。
新免古墳群入口の石碑
後ろは1号墳
林道の北側に2基の円墳(1号墳・2号墳)が並んでいる。
新免古墳群1号墳 | |
径15mの円墳 山の神が祭られている。墳頂付近に石材が露出している。 |
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1号墳 墳丘 |
1号墳 墳丘の石材 |
1号墳の東隣りに2号墳。
新免古墳群2号墳 | |
径12mの円墳 横穴式石室が開口している。 玄室長2.3m・幅1.3m・高さ1.3m以上 羨道長2.8m・幅1.1m |
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西側から見た墳丘 開口しているけど、側壁側! |
東側から見た墳丘 実はこちらが本来の石室入口 |
玄室側壁が開口しているので、中がのぞける! |
➡カメラを突っ込んで見た石室内部 |
本当の石室入口 羨道部はほとんど埋まっている。 |
➡カメラを突っ込んで、内部撮影! |
1号墳の道路を挟んで南側にあるのが7号墳。
新免古墳群7号墳 | |
詳細不明 | |
道路で墳丘が削られている。 |
石材が見えている。 |
7号墳から南の林の中に入ると、墳丘がいくつも確認できる。
新免古墳群 その他の墳丘 | |
その1 周溝が確認できる! |
その2 |
その3 |
その4 |
その5 |
その6 |
写真では、墳丘がよくわからない…ので、ここまでとする。
兜大明神 兜稲荷古墳 |
大津市逢坂2丁目 (撮影日2019/5/5) |
長等山の山頂にあるので、駐車できるか心配したが、
登り口にちょうど一台分くらいの駐車スペースがあった。
そこから徒歩で兜大明神へ。
兜大明神登り口
上栄町側から山に入る。
兜大明神へは、この登り口が一番近かったようだ。
兜稲荷古墳は 全長91.5mの前方後円墳 後円部径44.5m・高さ4.9m 前方部幅45m・高さ3.6m 二段築成 前方部が南南西に向いている。 |
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兜大明神 鳥居 |
社殿 背後が兜稲荷古墳後円部 |
兜稲荷古墳後円部 段築のテラス部分か |
後円部から前方部を見る |
前方部脇から後円部を見る |
前方部墳丘 右奥が後円部 |
後円部の先には、陪塚のような高まりがあるが、情報がないので、どうなのかは不明。
付近は長等山公園になっているので、散策。
長等山公園 | |
長等公園 散策マップ 展望台にある。 |
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「神蹟」 石碑 |
平忠度の歌碑 |
展望台からの景色 琵琶湖が見える |
駐車している所に戻り、木の岡に向かう。
木の岡古墳群につづく