北村さんちの遺跡めぐり
中能登町(旧鹿島町) 地図g
小竹ガラボウ山古墳 |
中能登町(旧鹿島町)小竹 |
小竹地区の「スーパーマルシェ鹿島店」跡地の後あたりにある。
小田中親王塚古墳、水白鍋山古墳と続く首長墳系列に連なる有力墳である。
小竹ガラボウ山全景(西側より)
水白鍋山古墳の北東約400mに位置する。
現状は長径24m・短径23m・高さ4mの楕円墳
案内板には径約20m、高さ8mの円墳(横穴式石室)で
古墳時代後期に造られたとある。
しかし「日本の古代遺跡 石川」編には、
全長約48mの前方後円墳で5世紀前半の築造とされている。
昭和初期の鹿島郡史には
「古墳の中腹に横穴があった」と記されている。
墳丘の様子(東側より)
小さな祠があり、石室の石材らしい石が露出している。
埋葬施設は破壊されているらしい。
須恵器大型壺を据えた墓前祭跡・家型埴輪の断片が発見されている。
5世紀中葉の築造と推定されている。
ガラボとはこの地方でカタツムリの殻のことをいう。
鹿島町教育委員会のトレンチ調査の結果、
全長約44m・後円部径約32mの帆立貝形前方後円墳と報告されている。。
2016年4月の
小竹ガラボウ山古墳・再訪撮影日2016/4/10
桜満開の小竹ガラボ山古墳
小竹ガラボ山古墳の桜