北村さんちの遺跡めぐり
中能登町(旧鹿島町) 地図g
水白鍋山古墳 |
中能登町(旧鹿島町)水白 |
七尾から159号線を南へ、鹿島町水白(みじろ)の道路沿いにある。
明治39年(1906)に開墾しようとした時に墳頂部から石棺が発見された。
木を伐採すればきれいな帆立貝形が現れるはずだ。
水白鍋山古墳 (撮影日2002/5/25)
全長64m・後円部径51m・前方部幅38mの
二段築成の帆立貝形古墳である。
石棺は全長195cm、幅約50cm、深さ約47cmの
組合式箱形石棺(安山岩の板石で組んだもの)。
石棺の中からは、
方格規矩四神鏡・直刀・鉄鉾・刀子・鉄斧などが出土。
発見された石棺は墳頂中心より約4mも南に寄っていたので、もう一つの埋葬施設があるのではと推測されている。
水白鍋山古墳遠景 (撮影日2005/4/30)
昭和55年の再調査で新たにガラス小玉27・滑石製臼玉57が出土。
墳丘斜面は葺石で覆われ、墳頂と段築面には円筒埴輪を廻らしていた。
築造年代は、5世紀前半と推定されている。
2016年4月の
水白鍋山古墳撮影日2016/4/10
七尾へ行くとき、東往来を行くと目に入る大きな古墳。桜満開。
水白鍋山古墳の桜