北村さんちの遺跡めぐり

中能登町(旧鳥屋町)    地図g  

川田ソウ山古墳群
川田古墳群 

中能登町(旧鳥屋町)川田
 (撮影日2004/10/11
2016/9/24)

川田古墳群は中能登町鳥屋川田地内から七尾市白馬町地内にかけて分布する能登半島最大の群集墳。
円墳を中心に約150基が確認されている。

2004年の川田ソウ山古墳群  撮影日2004/10/11



鳥屋古墳公園


大池の周りには遊歩道が整備され、白鳥型のボートが浮かぶ。
古墳はソウ山支群の川田1号墳が現状保存されている。

川田ソウ山1号墳
前方部から後方部を見る。

全長55m前方後方墳
 後方部長30.5m・幅36.1m・高さ5.0m
 前方部長24.5m・前端部幅25.0m・高さ3.0m
 5世紀初頭の築造と推定されている。

雨の宮1号墳に前後する年代が推定されている。




川田ソウ山1号墳の前の案内図より

幅広の後方部がおもしろい、ちょっと不思議な形の古墳だ。
現状保存のため、全体を写すのは難しい。

この1号墳を囲むようにして、2号墳・4号墳・6号墳・7号墳・8号墳がある。


中能登町の地図y

2016年の川田ソウ山古墳群群

七尾市中古府町
撮影日2016/9/24

川田ソウ山1号墳は、2回目の訪問だ。
古墳公園は、グランドゴルフ大会や、遊びに来た親子連れでにぎわっている。
川田ソウ山1号墳の登り口に説明板がある。

川田古墳群は、邑知地溝帯と二宮川流域の平野を望むことができる丘陵上にある。
この場所は、地溝帯から七尾西湾へ抜ける要衝であり、
  また七尾西湾から北湾を通じて能登北部へつながる道筋と考えられている。



古墳の分布
    (説明板から)

古墳の総数は約150基で、
  ソウ山支群、七ノ宮支群、
  向山支群(A〜G群)(E・F・G支群は七尾市域)
の3支群
があり、
各丘陵の尾根筋及び支脈上に
5世紀中葉〜6世紀後半にかけての円墳が密集している。
 (群衆墳)
 

川田ソウ山1号墳
 この古墳群の中で最大規模を誇る 全長55mの前方後方墳
  4世紀後葉の築造と推定されている。

  
後方部を平野部に向けている

墳丘図
(古墳辞典から)

前方部脇から後方部を見る

後方部から前方部を見る

くびれ部から前方部を見る

前方部手前にある説明板


川田ソウ山8号墳

1号墳の周りには、
2号墳・4号墳・6号墳・7号墳・8号墳が
取り巻いている

1号墳だけが整備されている。


川田古墳群 配置図  (中能登町  一部は七尾市)      (石川文化財ナビより)

川田古墳群ソウ山支群 前方後方墳1基
円墳11基
川田古墳群として
中能登町指定史跡となっている。
川田古墳群七ノ宮支群 円墳49基
川田古墳群向山A支群 円墳50基
川田古墳群向山B支群 円墳25基
川田古墳群向山C支群 円墳20基
川田古墳群向山D支群 円墳27基
向山E古墳群 円墳17基 七尾市白馬町
向山F古墳群 円墳18基 七尾市白馬町
向山G古墳群
(白馬ナブラ山)
円墳3基 七尾市白馬町
1号墳は径13.5m・高さ2.4mで木棺直葬
国造山C古墳群 前方後円墳1基
円墳8基
方墳9基
七尾市東三階町
42号墳は長さ25mの前方後円墳

曽祢古墳群

能登の遺跡トップページ

トップページ