北村さんちの遺跡めぐり

羽咋市  地図g

朝日山出土板碑
羽咋市指定文化財

羽咋市福水町滝
 (撮影日2020/9/6)

羽咋市歴史民俗資料館に入ったところに、板碑が展示してある。

 羽咋市福水町の朝日山で発見された板碑
 昭和54年の送電線鉄塔工事による発掘調査で出土。
 板碑とは、石造りの卒塔婆や供養塔の一種で、
  五輪塔などとともに中世の仏教信仰を特徴づける石造物資料。
 この板碑は、自然石の平坦面を利用して、中央に梵字(サンスクリット)が彫られている。
 とくに、右側の板碑には制作年が彫られていて、
  鎌倉時代の蒙古襲来のころ、弘安2年(1279)に造られたことがわかる
 これは北陸地方の最古の板碑である。
 発見後、朝日山にあった福水町の白山神社の奥宮に置かれていたが、
  平成17年に起きた大規模な地すべりにより鉄塔が倒壊し、奥宮にも影響が出たため、
  山から降ろされて当館で保存している。

板碑 実物

拓本

羽咋七塚

能登の遺跡トップページ

トップページ