北村さんちの遺跡めぐり

輪島市    地図g

杉平円山1・2号墳 輪島市杉平町

杉平1・2号墳は、輪島市での高塚古墳の調査となった。
現在は、崩壊防止の擁壁の上に保存されている(と思う)。
そばまで行ったが、駐車場所が見つからず、見学断念。
 残念ながら、写真はない・・・・・。

調査は平成20年、急傾斜地崩壊対策事業として発掘調査。
杉平円山1・2号墳は、旧輪島駅の南東約600m
古墳2基が確認されている。

杉平円山1・2号墳平面実測図
   (インターネット上で公開されている資料から)

1号墳は直径20mの円墳
  調査範囲が一部だったので、埋葬施設は確認されていない。
  周溝から、須恵器の甕が出土している。

2号墳は直径8mの円墳で1号墳の南にある。
  埋施設は、長さ2.6m・幅0.8mの方形

  近接して出土した須恵器提瓶から、6世紀台の築造と推定されている。
2号墳の墳頂部で、中世の塚が1基確認されている。
   古墳の高まりを利用して構築されていて、周囲には石列が確認されている。
弥生時代後期の竪穴建物が1棟確認されていて、当時は調査区周辺には集落があったと考えられている。

杉平古墳群は、河原田川と鳳至川に形成された平野を挟んで、四ツ塚古墳群と対峙する位置にある。

沖波十三塚

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