北村さんちの遺跡めぐり

七尾市(田鶴浜町)   地図g 

垣吉A古墳群・垣吉A墳墓群

七尾市(旧田鶴浜町)垣吉
撮影日2005/7/17

以前、発掘直後に来たことがある所みたいだ。
そのときは、何がなんだかわからなかった。

垣吉A古墳群・垣吉A墳墓群配置図

サンビーム日和ヶ丘という複合施設の中の公園として整備された。

標高18m〜20mの丘陵の東から南の先端部に築造されている。

方形周溝墓4基(弥生時代後期)、方形台状墓1基(弥生時代終末期)
円墳41基(古墳時代中期〜後期)、横穴3基
が確認されている。




垣吉A33号墳(古墳時代中期・6世紀前半〜7世紀前半?)

直径7m・周溝の幅1m・高さ1mの円墳
古墳の中央に箱式石棺が築かれていた。
石棺の大きさは、長さ195cm・幅70〜80cm・高さ35cm。
副葬品として刀子と鉄鏃が埋葬されていた。




42号墳(?)





17号墳(?)





垣吉A墳墓群
弥生時代後期〜終末期の築造。
墳丘の高さは50cmほど。
溝で周囲を方形状に仕切り、内側に遺体を埋葬した墓坑がある。

第4方形周溝墓の第1墓坑は長さ2.6m・幅1m・深さ0.45m。
墓坑の上や周囲の溝から、葬送儀礼に使用した弥生土器が割られた状態で出土した。


垣吉A43号墳

直径8m・周溝の幅1.5mの円墳
開墾されていて高さ・埋葬状態は不明。

周溝部分から須恵器や土師器が多数出土した。



一番大きい36号墳と思われる盛り上がり。

平和塔の横にある。



横穴や10〜16号墳があると思われる雑木林。

その横は住宅地となり、おしゃれな家がたくさん建っている。
発掘調査をしたのは、第1方形周溝墓・第4方形周溝墓坑・33号墳・43号墳だけだ。

七尾市二宮川下流の古墳    

1 舟尾古墳群
2 垣吉古墳群F群
3 垣吉古墳群E群
4 垣吉古墳群A群
5 垣吉古墳群D群
6 垣吉古墳群B群
7 垣吉古墳群C群
51 赤浦古墳群




温井古墳群

能登の遺跡トップページ

トップページ