北村さんちの遺跡めぐり
更新日 2018/1/26
関西・2017秋 その4 神戸市・播磨町・姫路市 |
2017/10/21 |
台風が近づいて、雨が降る中、姫路城を見に行こうと出発!
途中にある古墳を見学する。
狩口台きつね塚古墳 カリグチダイキツネヅカコフン 神戸市指定史跡 |
神戸市垂水区狩口台7丁目 (撮影日2017/10/21) |
住宅街の中に、「きつね塚緑地」として残されている。駐車場はない。
狩口台きつね塚古墳は 径24mの円墳 明石海峡を見下ろす丘陵上につくられている。 2段築成 2重の周濠がめぐっていて、周濠を含めると直径52mとなる。 埋葬施設は、全長9.5mの両袖式横穴式石室で、中には家形石棺が納められていた。 金銅装馬具や土器・須恵器が出土。 6世紀後半の築造と推定されている。 狩口台きつね塚古墳の復元図 (説明板から) 残念ながら、横穴式石室は埋め戻されている。 平成9年に神戸市史跡に指定され、 出土遺物は神戸市有形文化財(考古資料) に指定された。 この一帯には、古墳時代末期の小型古墳が10数基あったが、 現在はこの「きつね塚古墳」しか残っていない。 |
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横穴式石室 (説明板から) |
出土した金銅装馬具 (説明板から) |
全景 |
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墳丘 |
墳頂への階段 |
墳丘頂から墳裾を見る |
説明板に「西暦580年頃の古墳」とあるが、具体的過ぎてビックリ! 6世紀後半ということだろうが・・・?
愛宕塚古墳 アタゴヅカコフン 県指定史跡 |
加古郡播磨町北野添2丁目1 |
狩口台きつね塚古墳から北西に約15kmのところに、愛宕塚古墳がある。
愛宕塚古墳は、直径21mの円墳 高さは2.2m 幅4〜5mの堀をめぐらしている。 埴輪(壺形・朝顔形・円筒型)、ミニチュア土器が出土。 墳頂に愛宕大権現が祀られているために、「愛宕塚古墳」と呼ばれている。 愛宕塚古墳の南西約40mの所と東約80mの所に小さな古墳があったが、現在は残っていない。 昭和55年から発掘調査が行われたが、埋葬施設は未発掘でそのまま保存されている。 |
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全景 |
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墳頂には、階段で上がれるようになっている。 |
墳頂の愛宕大権現 |
愛宕塚古墳の堀の南側は、北側部と比較して馬蹄形になっており、 もともとの墳形は、円形でなく、テラスを持つ帆立貝式の古墳ではないかともいわれている。 |
雨が強くなってきて、カメラのレンズにも雨粒が付いている・・・・。
愛宕塚古墳の北約1kmには国史跡の大中遺跡がある。
大中遺跡は、弥生時代前期から古墳時代中期まで続く複合遺跡。
そのそばには兵庫県立考古博物館があるので、機会があれば、見学したいと思う。
姫路城 国の特別史跡 |
姫路市本町 |
愛宕塚古墳から北西に約20kmのところに姫路城!
道が混んでいて、1時間近くかかってしまった。
雨にけむる姫路城
台風が近づいていて、かなり強い雨・・・
でも、美しい姫路城!
説明は要らないな・・・。
そばにある兵庫県立歴史博物館を、さら〜っと見学。
雨なので帰ります・・・。