北村さんちの遺跡めぐり

池田町    地図g

願成寺西墳之越古墳群
ガンジョウジニシツカノコシコフングン
県指定史跡
岐阜県池田餅願成寺
撮影日2009/8/29

茶畑の中に小さな古墳がポコンポコンとある。
今まで見た事がないような景色だ。

願成寺西墳之越古墳群 (説明板から)
石室の見学できる古墳は4基だけ。

池田山の東麓の扇状地上(標高120m)に立地する
 群集墳で111基確認されている。
形の分かるものはすべて円墳で、
 直径18〜20mから直径6〜7mと大きさはさまざま。
ほとんどの古墳は横穴式石室で、
 追葬が何回も行われたと推定されている。
須恵器・土師器などの土器、鉄刀・鉄鏃などの武器、
 勾玉・耳環などの装身具が出土。

59号墳

道路わきにある

石積みのある古墳
 (番号不明)

石積みは後世のものなのか
わからない
調査された13基の中で、
 最も古い築造は5世紀後半(36号墳)、最も新しいのは7世紀後半(51号墳)
 6世紀末から7世紀初頭は5基、7世紀前半5基、7世紀中〜後半2基、不明1基


だが、大多数は後期の6世紀末から7世紀後半の築造と推定されている。
追葬は8世紀初頭まで行われたとみられている。

 43号墳

  茶畑の中にある墳丘
  一番目立つ。 
 51号墳
 茶畑から少しはずれた林の中にある。
 古墳群の中では新しいもので、7世紀後半頃につくられた。
 7世紀後半から8世紀前半までの間に、最低3回の埋葬があったと推定されている。
 最後の埋葬は8世紀前半で、火葬した骨を壷に納めた埋葬方法となる。
 横穴式石室内から、鉄釘とともにコウヤマキ製木棺の痕跡が確認されている。
   
 1号墳
 中で一番大きな墳丘。 直径18mの円墳。  石室もりっぱ!

 2号墳

石塔の奥に開口部が見える。

天井を失った石室が露出。側壁も補修されている。
    
 36号墳
 直径21mの円墳
 竪穴式石槨3基と木棺墓が確認された。
 最大の1号石槨から、鹿角装鉄剣・鉄鏃・鹿角装刀子・赤色顔料が出土。
 木棺墓は小児用と思われ、玉類・鉄刀子が出土。

古墳の大きさなどの細かいデータは説明版には書かれていない。

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