北村さんちの遺跡めぐり
雨の宮古墳群 テンジクダイラ支群 雨の宮古墳群として国史跡 |
中能登町能登部上 |
雨の宮1号墳から南西に約1kのところにテンジクダイラ古墳群がある。
雨の宮古墳群の1支群ということになっていて、5基の大きな墳丘が並んでいる。
雨の宮古墳群の西南端にある峠地蔵から林道を道なりに西へ800mほど行くと、道路沿いに説明板があるが、
読めなくなっている。
テンジクダイラ古墳群(雨の宮古墳群テンジクダイラ支群)は 雨の宮古墳群から南西約1kmの眉丈山の稜線上(標高177.6m)にあり、 円墳3・方墳2が確認されている。 テンジクダイラ古墳群配置図 (いしかわ文化財ナビを基に作成)
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5基あるが、かなり大きいサイズなので、そばからでは、なかなか全体の写真が撮れない。
4/28と5/7に見学したが、10日経つとかなり緑が濃くなっている。
説明板脇から、墳丘に上がる。
1号墳は発掘調査された。
テンジクダイラ1号墳 | 出土品は 町指定文化財 |
1号墳は発掘調査された。 長径27m・短径23mの円墳 高さ5.8m 埋葬施設は、2つ確認されている。 第1主体部は、木棺・粘土床 第2主体部は、割竹形木棺 墓壙から多種にわたる鉄製品が出土した 鉄剣3・ヤリガンナ2・砥石1・鉄斧2・刀子2・手鎌状鉄器1・ノミ状鉄製品1の計14点が、 「テンジクダイラ古墳出土品」(考古資料)として町指定文化財となっている。 古墳時代中期の築造と推定されている。 雨の宮古墳群の盟主墳とほぼ同年代と考えられている。 |
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1号墳 墳丘 |
1号墳墳頂部 奥に2号墳 |
1号墳の北に2・3・4号墳 少し離れて5号墳。
テンジクダイラ2号墳 一辺18m 高さ4mの方墳
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テンジクダイラ3号墳 一辺22m 高さ5mの方墳
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テンジクダイラ4号墳 径35m 高さ6mの円墳
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テンジクダイラ5号墳 径30m 高さ5mの円墳
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中能登町南西部の古墳配置図 (いしかわ文化財ナビを参考に作成) |
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中能登町北東部の古墳(いしかわ文化財ナビを参考に作成) |
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