北村さんちの遺跡めぐり
中能登町 地図g
冠塚と太刀塚 |
中能登町字上地内 |
消滅したと思われる、平野部の2基の古墳
冠塚
長曽川に架かる橋のたもとに石碑がある。
由緒が刻まれた石碑もある。
消滅したのかと思っていた……
「由緒書」から 冠塚は能登部神社由来の遺跡。 大入杵命が亡くなった時、御遺骸が小田中親王塚に葬られて、 御冠はこの塚に埋められたといわれている。 「能登部町史」から 「字上地内、内神田にあり四方田をめぐらせるうちに小丘あり、 相伝えて一草も刈るを許さず犯す時は必ず祟りありと、 能登部神社祭神の御冠を埋めしところなりと。 墳頂6尺余り、南に向かって高く北に向かって低い円墳と、 鎌田宮内属踏査して古墳なりと、断ぜられる。」 墳形の冠のようだからこの名前が付けられたともいわれている。 |
|
鳥居が設置されている |
土手のそばに石碑がある |
詳細不明。
太刀塚
能登部町史などには、名前が出てくるが、どこにあるかよくわからなかった古墳。
たまたま見つけた石碑。
説明板もない。
能登部町史には 「丹後川尻(の中央にあり、能登部神社祭神由縁の古墳と伝えられている」とある。
「太刀塚」石碑 |
石碑の周りには墳丘らしきものはない |
能登部町史(昭和8年刊)にはほかにも
「ねこ塚」、「圓山」、「ぞうノ塚」などの名前が記載されている。
当時、雨の宮1・2号墳は、亀塚の雄塚・雌塚といわれていたようだ。