北村さんちの遺跡めぐり
志賀町 地図g
徳田燈明山古墳 |
志賀町字徳田小字北側 |
通称「燈明山」とよばれている丘陵上に前方後円墳がある。
2005年の徳田燈明山古墳
徳田燈明山古墳
前方部先端より後円部を望む
前方後円墳 全長83.5m。
2005/9/24
徳田燈明山1号墳 後円部真後ろより
築造年代は
七尾市国分尼塚と中能登町雨の宮1号墳の間(4世紀代)
と考えられている。
2005/9/24
後円部の端がひどくえぐれているのは盗掘の跡だろうか?
徳田燈明山古墳実測図
後円部径約52.5m・高さ約6.5m
前方部長さ約31.5m・同先端部約37m。
クビレ部幅約22m。
二段築製
葺き石があったが、道路を作るためにほとんど使われた。
埴輪なし。
2014年の徳田燈明山古墳
前方部側の登り口に、説明板が立てられていると知り、再訪。
前方部への登り口に立てられた説明板 いつ立てられたのだろう? 説明板によると 全長81mの前方後円墳 後円部径50m・高さ6.5m 前方部長さ31m・高さ4m 2段築成 葺石あり 4世紀前半の築造と推定 とある。 |
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石川考古学会会誌「徳田燈明山古墳測量調査報告抄」によると 全長83.5mの前方後円墳 保存状態は良好。 後円部裾部径52.5m 同頂部径22m 同高さ6.5m 前方部長さ31.5m 同先端部幅37m+α 同頂部幅12m 同高さ6m(見学した感じでは、上の項の4mが正しいと思う) くびれ部裾部幅22m 同頂部幅10m 同高さ2m 後円部頂部とくびれ部の比高差3m 前方部先端部頂部とくびれ部頂部の比高差0.7m テラスが全周する2段築成 前方部先端がバチ形に開く可能性がある。 葺石あり(昭和20〜30年代に道路普請のためにほとんどを搬出) 埴輪なし 北に位置する2号墳との鞍部部分を削平して、後円部に盛り上げ、前方部先端は丘陵先端切り取りで整形している。 くびれ部が古墳築造前の丘陵頂部と判断されている。 七尾市国分尼塚古墳の後、鹿西町の雨の宮1号墳以前の築造と推定されている。 |
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徳田燈明山古墳前方部先端 この奥に後円部がある |
前方部斜面に葺石か 葺石はほとんどなくなっている。 |
くびれ部から見た前方部 前方部は木が少し整理されたようだ |
前方部から後円部を見る 後円部はジャングルで入り込めない・・・ |
徳田古墳群 徳田古墳群は徳田燈明山古墳(1号墳)のほか、 小さな前方後方墳1基(13号墳)・小さな前方後円墳2基・方墳4基(12・14・19・20号墳)と円墳15基があり 徳田大津ICの近くに1基(24号墳−形・大きさがわからないので点線の円で表わしておきます) 大津川をはさんで向かい側の山裾には円墳1基(25号墳)が確認されている。 |
徳田古墳群配置図(25基)
1号墳 | 前方後円墳 | 全長83.5m | |
2号墳 | 円墳 | 径33m・高さ5m | |
3号墳 | 円墳 | 径17m・高さ2m | |
4号墳 | 円墳 | 径14.5〜10m・高さ1.3m | |
5号墳 | 円墳 | 径26m・高さ1.7m | |
6号墳 | 円墳 | 径11.5〜10m・高さ1.5m | |
7号墳 | 円墳 | 径16m・高さ2m | |
8号墳 | 円墳 | 径15.5m・高さ2m | |
9号墳 | 円墳 帆立貝型前方後円墳か? |
径20〜18.5m・高さ2.5m | |
10号墳 | 円墳 | 径14m・高さ1m | |
11号墳 | 方墳 | 辺12m・高さ2.5m | |
12号墳 | 方墳 | 辺8×8.5m・高さ0.5m | |
13号墳 | 前方後円墳 | 全長31.8m | |
14号墳 | 方墳 | 辺12×9m・高さ1.7m | |
15号墳 | 円墳 | 径19.5m・高さ1.3m | |
16号墳 | 前方後円墳 | 全長55m | |
17号墳 | 円墳 | 径20m・高さ2.0m | 弥生土器 |
18号墳 | 円墳 | 径17〜12.5m・高さ1.3m | |
19号墳 | 方墳 | 辺10×18m・高さ1.5m | |
20号墳 | 方墳 | 辺10m・高さ2m | |
21号墳 | 円墳 | 径12m・高さ1m | |
22号墳 | 円墳 | 径12m・高さ1.7m | |
23号墳 | 前方後円墳 土取りにより一部消失 |
全長約30m | |
24号墳 | 円墳 | 径30m・高さ5m | |
25号墳 | 円墳 |