北村さんちの遺跡めぐり
七尾市 地図g
国分尼塚古墳群 |
七尾市国分町 |
頂上まで、車1台が通れるだけの道が続いている。北陸放送の放送局(無人?)がある。
国分尼塚は我が家の子どもたちが小学生の頃から行っている。
墳丘は当時からすでに笹に覆われ、入り込めない状態になっていた。
墳丘横の空き地は畑となっていた。
2008年5月、数年ぶりに訪れた。
畑となっていた空き地は、雑草が生えて、毛虫がいっぱい。
笹に覆われていた墳丘は、笹が衰退、竹林となっている。
墳丘に上ってみた。
全体的に低い墳丘だ。
写真の撮りようがない。人間の目で見ると墳丘を確認できるのだが・・・・。
2008年5月の国分尼塚古墳群全景 左 2号墳・右 1号墳
尼塚と呼ばれる独立丘陵(標高33m)の東端に、北から前方後方墳2号墳・1号墳が
前方部を北に向けて並ぶ。
1981〜1984年に調査され、前方後方墳2基と方墳1基が確認された。
他に数基の古墳があったと推定されている。
1号墳は全長52.5mの前方後方墳。
1号墳で出土した鉄刀には、包んであった絹布の繊維が残っていたという。
2号墳は1号墳より小さく、全長33mの前方後方墳で、埋葬施設も簡素化(木棺直葬)されている。
国分尼塚古墳群実測図 上(北側)2号墳 下(南側)1号墳 1号墳は全長52.5mの前方後方墳 後方部一辺28m・後方部高さ2.7m 前方部幅20m・くびれ部幅7m 西側に3〜5mの空濠がある。 埋葬施設は墓坑の木組み施設中に割竹形木棺 出土品 棺内から ゆぎ1・胴鏃57・鉄鏃4・鉄鍬先1・鉄斧3・ 鉄やりがんな1・鉄鑿3・ヤス2 棺外から 鉄槍1・黒漆塗小品など 墳丘から 供献祭祀に使われたと考えられる土師器 2号墳は 全長33mの前方後方墳 後方部一辺18m・後方部高さ3.5m 前方部幅11m・前方部高さ1m くびれ部幅7.5m 南・西・北側に幅2.6mの空濠 埋葬施設は木棺直葬 出土品 棺内から 銅鏡(直径10.1cm)1・管玉20鉄片・赤色顔料(ベンカラ) |
1号墳が4世紀前葉に築造され、その次の世代の墳墓が2号墳ではないかと推定されている。
2010年5月1日 もう一度訪れる。
2年前に来たときは、墳丘が竹林になっていたが、竹が切られて墳丘の写真がとれた。
尼塚1号墳 奥は後方部、手前は前方部
尼塚2号墳 前方部から後方部
2号墳後方部
2013年5月
国分尼塚古墳群の今
特徴のある木の後ろに古墳があるはず・・・・・
最初に来た時は、手前の草むらは畑だった・・・・。
現在は、耕作放棄地となって、古墳も竹林となる。
ワラビを摘み、家に帰って茹でて、酢味噌やみそ漬けで美味しく頂いた。
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