更新日 2020/4/5
能美市 地図g
高堂遺跡 |
小松市高堂・能美市寺井 |
「高堂遺跡」が残っていると知り、初めて訪問した。
「高堂」は「タカンド」と読む。
高堂遺跡は 小松市高堂町から寺井町(能美市)寺井にかけ広がる大きな遺跡。 昭和54年、金沢西バイパスの建設に先立って、遺跡の一部で発掘調査 弥生時代末期から室町時代にかけて営まれた集落遺跡 なかでも古墳時代(4世紀〜7世紀)と平安時代前期(9世紀)を中心とする 遺構、遺物がたくさん発見された。 古墳時代では、高床式倉庫・方形周溝墓・井戸・溝などが発見されて、 壺・甕・高坏・器台などの土器と共に、鍬や鋤などの木製農具も出土した。 平安時代では、十数棟にも及ぶ掘立柱住居や倉庫跡が発見されたほか、 木簡2・和同開珎をはじめとする皇朝十二銭が約60枚、墨書土器約160が出土 1つの木簡は「金光明最勝王経護国品」と書かれたもので、 当時の国家鎮護を祈る経題を記したもの この木簡は、全国でも初めての出土で、 高堂遺跡で国家的儀式がおこなわれていたことを示す貴重なもの 皇朝十二銭は、建物を建てるときの儀式として埋納されたものと考えられ 墨書土器には、「改吉」・「隆」・「良」などの吉祥句を書いたものが多い これらのことから、平安時代の高堂に 国家制度にもとづく公的機関(役所など)が存在した可能性がある。 (説明板から) |
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発掘調査時の状況 溝や土坑が発見されているというが、 はっきり言って、よく分からない図だ |
金沢西バイパス道路のそばに 小さな公園として残っている。 |