更新日 2020/4/5

能美市    地図g

高堂遺跡

小松市高堂・能美市寺井
(撮影日2019/11/13)

「高堂遺跡」が残っていると知り、初めて訪問した。
「高堂」は「タカンド」と読む。

 高堂遺跡
 小松市高堂町から寺井町(能美市)寺井にかけ広がる大きな遺跡。
 昭和54年、金沢西バイパスの建設に先立って、遺跡の一部で発掘調査
 弥生時代末期から室町時代にかけて営まれた集落遺跡
 なかでも古墳時代(4世紀〜7世紀)と平安時代前期(9世紀)を中心とする
  遺構、遺物がたくさん発見された。

 古墳時代では、高床式倉庫・方形周溝墓・井戸・溝などが発見されて、
  壺・甕・高坏・器台などの土器と共に、鍬や鋤などの木製農具も出土した。
 平安時代では、十数棟にも及ぶ掘立柱住居や倉庫跡が発見されたほか、
  木簡2・和同開珎をはじめとする皇朝十二銭が約60枚、墨書土器約160が出土

 1つの木簡は「金光明最勝王経護国品」と書かれたもので、

  当時の国家鎮護を祈る経題を記したもの
 この木簡は、全国でも初めての出土で、 
  高堂遺跡で国家的儀式がおこなわれていたことを示す貴重なもの
 皇朝十二銭は、建物を建てるときの儀式として埋納されたものと考えられ
  墨書土器には、「改吉」・「隆」・「良」などの吉祥句を書いたものが多い
 これらのことから、平安時代の高堂に
  国家制度にもとづく公的機関(役所など)が存在した可能性がある。
   (説明板から)

発掘調査時の状況
溝や土坑が発見されているというが、
はっきり言って、よく分からない図だ

金沢西バイパス道路のそばに
小さな公園として残っている。

  

 

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