更新日 2020/4/5
白山市
銅造 地蔵菩薩半跏像 附台座・光背 石川県有形文化財 彫刻 |
白山市東三番町 |
JR松任駅そばの白山市立中川一政記念美術館のそばに「史跡」がある。
白山比盗_社の前身、白山寺にあったとされる地蔵院護摩堂と伝えられ、 明治初期、廃仏毀釈の際、取り除かれ東三番町に移された。 台座銘文から南北朝時代の康永元年(1342)の作と分かる。 鑞型鋳造法が用いられ台座を含め8部分に分けて鋳造されている。 鑞型原形は精緻な細工が可能であり、また原形の持つ柔和な風合いが移植されやすいので、 本像も衣紋は写実的に表現された鎌倉時代の様式が踏襲されるとともに、 やさしく穏やかな表情で、美しい肌合いの仕上がりとなっている。 当初は、全体に鍍金がされた金銅仏であったと考えられている。 台座は天和2年(1682)、加賀藩の鋳物師「平井但馬守家長」が補鋳したもの。 洗練された技巧が見られる優品で制作年代がわかる南北朝時代の基準作であるとともに 神仏分離の歴史を伝える遺例として貴重だ。 (説明板から) |
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地蔵菩薩半跏像 (説明板の写真) 形状は 銅造 鑞型別鋳組合せ 像高57cm 石川県の有形文化財には 平成23年12月20日に指定された。 |
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このお堂に安置されている。 |
石碑には「延命地蔵尊」と刻まれている。 |
ガラス越しにお堂の中を見る 幕のある扉の中に 地蔵菩薩様が安置されているのかな 左側には、 ガラスに後ろの景色が写り込んでいる。 |