北村さんちの遺跡めぐり
かほく市 地図g
指江古墳 |
かほく市指江 撮影日2017/3/19 4/16 |
指江古墳は、河北潟に面した低丘陵上にある。
指江古墳とその周辺
(「かほく市 指江ジュウサンザカ遺跡・多田ツルガダン遺跡」の発掘報告書より引用加筆)
指江古墳 | 方墳 | 一辺12m・高さ1.5m |
指江B遺跡 | 集落遺跡 | 縄文〜中世 |
指江ジュウサンザカ遺跡 | 集落遺跡 | 弥生時代 |
多田ツルガダン遺跡 | 集落遺跡、 散布地 |
古墳時代 中世 |
指江ジュウサンザカ遺跡・多田ツルガダン遺跡は、主要地方道高松津幡線の改築工事に伴い調査された。
現在、両遺跡付近には道路が通っている。
指江古墳は 河北潟に面した低丘陵上にあり、墳頂部平坦面の広い、低平な方墳。 一辺12m・高さ1.5mの方墳。 |
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指江古墳 墳丘 |
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台の上に乗っているように墳丘がある。 |
墳丘上 |
指江古墳に行く手前の尾根の先端の墓地が、 古墳に見える まるで方墳! |
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古墳を守るように ひっそりとたたずむ春日神社 |
昭和54年(1979)の考古学研究会会誌に
付近には、古墳もしくは古墳状隆起は認められず単独墳。(石川考古学研究会会誌22号・昭和54年)
・・・と書かれているが、
2016年発行「かほく市 指江ジュウサンザカ遺跡・多田ツルガダン遺跡」の発掘報告書によると、
指江古墳のすぐそばの古墳状隆起が調査されている。(主要地方道高松津幡線の改築工事に伴う調査)
調査の結果、指江ジュウサンザカ遺跡のマウンド状高まりは古墳ではないと判断された。
弥生時代後期の竪穴建物、土坑などが検出されて、集落跡であることが分かった。
壺や高杯などの弥生土器が出土し、県教育委員会から文化財として認定された。
多田ツルガダン遺跡には、中世の集落跡や古墳時代後期の須恵器窯があったと考えられているが、
古墳時代後期の集落は丘陵の反対側にある指江B遺跡と考えられている。
指江ジュウサンザカ遺跡のマウンド状高まり
平成23年の調査から5年ほどしか立っていないのに
もう雑木林となってしまった・・・。
昭和54年(1979)の考古学研究会会誌と平成28年(2016)の報告書の中の地形図が、
同じ場所でも全然違う地形図に見える・・・!