北村さんちの遺跡めぐり

かほく市   地図g

大海西山遺跡
県史跡

かほく市瀬戸
(撮影日2010/8/28)

大海川の北側から見ると対岸の台地にこの遺跡が見えるのだが、
そこへ行くには、南側の道路から細い道を北に入らなくてはならない。
大海西山遺跡は、大きな濠が残る北半分が「大海西山弥生の里」として整備され、南側半分は柿団地の地下に眠っている。


大海西山遺跡
左側に環濠がある。
  古代住居が復元されている。

弥生時代後期後葉に営まれたと推定される集落遺跡で、
その立地から高地性集落と呼ばれている。
昭和62年〜平成元年に発掘調査
竪穴式住居19棟のほか、大きな濠の跡や土塁が確認された。


大海西山遺跡
左側 環濠跡
右側の台地に集落がある。








重なって見つかった建物跡

同時に建っていたのではなく、建て替えがあったと考えられる。

このそばには土坑跡(穴)も確認されている。




土塁跡
土砂を積み上げて作った「とりで」で濠とともに、防御のための施設と考えられる。
南側の濠を作った時にでた土砂を利用して土塁が築かれた。
幅5m・高さ1m以上・長さ40m程のものと考えられる。

 

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