北村さんちの遺跡めぐり

かほく市　　　地図g

笠島(丸山)古墳

かほく市笠島 (撮影日2010/3/12)

石川考古学研究会会誌に記載されたかほく市の古墳の探索。
笠島盆地を臨む独立丘陵上の古墳。

笠島古墳配置図
以前見に行った亀田神社古墳の北の独立丘陵の上にある。
民家の横から山に登る。崖っぷちでかなり危険な所もある。


明治34年(1901年)に発掘された。横穴式石室があったが、現在は凹地となっている。
刀剣類や土器が出土したが、現在は玉類しか存在しない。
水晶製の棗玉1・緑ガラス製の臼玉2・黄ガラス製玉2・水晶製丸玉1がある。(元はネックレスか?)
玉類、須恵器、鉄刀、鉄鏃などがまとめておさめられていたと考えられている。
6世紀後半の築造と推定されている。
古老の話では、明治時代の発掘の際、出土した副葬品は若い衆が売却してしまったという。

笠島古墳のあたり

残念ながら墳丘の確定には至らなかった。




笠島古墳遠景

南西から写す


　　　　

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