北村さんちの遺跡めぐり
加賀市 地図g
吉崎御坊 |
加賀市塩屋町 |
石川県と福井県の県境の町吉崎で、浄土真宗中興の祖である本願寺8世蓮如上人が1471(文明3)年、道場「吉崎御坊」を築いた。
現在は、本堂跡を中心に当時をしのぶ遺跡があり室町中世の寺城の様子を残している。
蓮如上人はこの地に4年ほどしか滞在しなかったという。
吉崎御坊跡
現在は東西本願寺吉崎別院・吉崎寺・願慶寺となる。
資料館があるそうなので興味のある方はご覧下さい。
東西本願寺吉崎別院の住所は福井県あわら市吉崎となっている。
吉崎寺・願慶寺は石川県。
県境は通り1本。
鹿島の森 |
加賀市塩屋町 |
吉崎御坊から北潟湖をへだてて目の前に浮かぶのが鹿島の森。
標高30m・周囲600m。
鹿島神社の社叢となっているので、タブ・シイ・ツバキ・ニッケイなどの照葉樹が伐採されずに残り、昼なお暗い密林を形成している。
吉崎御坊から見た鹿島の森
もとは島だったのが、今は陸続きとなっている。
加賀では唯一の暖帯常緑樹林帯である。
子供たちが小さいころ、森の中に入り、アカデガニが歩いているのを見たことを思い出す。
数百年来、自然のままにしてある。
大事にしたい自然の風景だ。