北村さんちの遺跡めぐり

加賀市   地図g   

三木古墳群
三ツ町A・B古墳群
岩城の尾古墳

三木・三ツ地区の古墳群
撮影日2016/11/13
12/3
12/21

石川県加賀市の地図g

加賀市西部の三木・三ツ地区にある古墳群探索。



錦町古墳群 径20mの円墳ほか1基
三ツ町A古墳群 1号墳・・・径10m・高さ1.5mの円墳
2号墳・・・径18.5m・高さ2.5mの円墳
3号墳・・・径21.2m・高さ3mの円墳
          (南側周溝遺存良好)
三ツ町B古墳群 方墳3〜4基
三木古墳群
1号墳(上皇古墳)・・・円墳
2号墳・・・円墳
3号墳・・・円墳
4号墳・・・方墳
岩城の尾古墳 円墳?





三木古墳群
三木・三ツ地区の古墳群
加賀市三木町
撮影日2016/11/13
2020/9/30

2016年11月に、加賀市西部の三木古墳群を見学に行ったところ、
 ビニールシートがかかっていて、発掘されているようだった。
松任図書館で、2018年3月発行の「三木古墳群確認調査報告書」をみつけたので、もう一度見に行く。

三木古墳群の地図g


2020年9月の
三木古墳群のある山


登り口が無くなっていた…。

撮影日2020/9/30
2016年の写真のデータを訂正しつつ、「三木古墳群確認調査報告書」を読んでみようと思います。


2016年11月の
三木古墳群のある山



この時は山に入る道があった。

撮影日2016/11/13
三木古墳群は、明治36年(1903)に土器や金環を出土した上皇(ジョウノウ)古墳の存在が古くから伝わっている
(石川県遺跡地図では、三木1号墳が「上皇古墳」となっている。)
昭和戦後にも調査されたというが、詳細不明。
昭和52年(1977)には、石川考古学研究会により、現地踏査が実施されて、
 方墳1基と円墳3基の存在が確認された。
平成25年(2013)に、この山で木材を搬出するための作業道がつくられ、
 誰も気付かないまま、古墳1基が損壊を受けた事を発端に、平成28年、調査が行われた。

調査の結果、今までに確認された4基の他に、もう一基の古墳が確認された。

三木古墳群測量図
 (報告書から)
既知の古墳は、北から順に三木1号墳、2号墳、3号墳、4号墳とし、
今回新たに発見された、1号墳北側の古墳を5号墳とする。
5号墳は、発掘調査、1号墳〜4号墳は測量調査。

1号墳 18.5m×14.5mの方墳
2号墳 径15mの円墳
3号墳 径15mの円墳
4号墳 径10mの円墳
上皇古墳の可能性がある
5号墳 径11.6mの円墳

      
三木古墳群全景
手前の発掘が、5号墳


その後ろに
1〜4号墳が続く。

(「三木古墳群確認調査報告書」から引用)
 

 三木5号墳    2016年の調査で新しく発見された。
 径11.6mの円墳
 調査の時点で墳丘の西側半分は、作業道開削により消失していた。
 埋蔵文化財は、墳丘中央の地山面上に構築した横穴式木室と推定されている。
  南辺に凝灰岩切石を据え、玄室空間を設けているが、切石は要所で用いるにとどまり、
  その他の場所は木材を用いたど推定されるが、木質の痕跡はとどめていない。
  玄室床面には、河原石が敷き詰められている。
 埋葬施設から鉄鏃と須恵器が出土した。
 開削の時に移動した土中から須恵器数点が採集されている。
 出土物から、6世紀代の築造と推定されている。

5号墳全景(橋立丘陵を望む)
1号墳側から見る

5号墳埋葬施設全景(垂直写真)

5号墳墳丘測量図

5号墳出土遺物
土器 鉄鏃
  いずれも、「三木古墳群確認調査報告書」から引用
 (ここから下は、2016年の現地写真です。)

5号墳
ブルーシートが石室付近の発掘現場
墳丘が削られて道が作られている。
撮影日2016/11/13

5号墳の墳丘
奥の木立の所が、1号墳
撮影日2016/11/13

1号墳から4号墳は、範囲確認調査が行われた。   

 三木1号墳   長辺18.5m、短辺14.5mの方墳
5号墳の南東に位置している。北西辺は5号墳周溝と共有しているようだ。
北東辺、南西辺は、山の斜面に続く。南東辺は2号墳と接している。

1号墳 墳丘
この奥に2号墳がある。
撮影日2016/11/13

南西から見た1号墳
左手前は5号墳発掘現場

撮影日2016/11/13
 三木2号墳    径約15mの円墳
 南東側には、3号墳の境界となる溝が確認されている。

2号墳

撮影日2016/11/13
 三木3号墳  径約15mの円墳
 北西側は、2号墳との境界となる溝が確認されている。
 墳丘の3分の1くらいが流出している。



3号墳  北から見る

撮影日2016/11/13
 三木4号墳   径約10mの円墳
 北西側・南東側に幅3mほどの溝が確認されている。
 人工的な損壊があるようなので、
  明治時代に金環等が出土したという「上皇古墳」、
  あるいは 昭和戦後に調査を行なった痕跡の可能性がある。



4号墳

小さな墳丘

撮影日2016/11/13

    

三ツ町A・B古墳群
三木・三ツ地区の古墳群
加賀市大聖寺三ツ町
撮影日2016/11/13

大聖寺三ツ町の緑ヶ丘団地の西側の道路沿いに山に入る階段があるので、上がってみると、墓地。
その奥に墳丘らしいものがある。

 三ツ町B古墳群            加賀市大聖寺三ツ町    (撮影日2016/11/13)

古墳その1 一辺15m程ありそうな方墳
2段築成か

古墳その1 方向を変えて見る


古墳その2は、藪の中・・・

その1より1段高い所にある。

緑ヶ丘団地の東側の山には三ツ町A古墳群がある。上り口が分からず見学できていない。 

岩城の尾古墳
三木・三ツ地区の古墳群
加賀市三木町
撮影日2016/12/3

岩城の尾古墳は、加賀インターチェンジの西約300mの高速道路そばにある。

 岩城の尾古墳は  円墳  詳細不明 

この藪の中にある。右は高速道路の高架

  回り込んで、南から見る 奥に墳丘


岩城の尾古墳は尾根先端にある

詳細不明

    
 

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