更新日 2020/4/5
小松市 地図g
東酒造酒蔵 国登録有形文化財 小松の石文化 |
小松市野田町 |
「神泉」で知られる造り酒屋・東酒造(ヒガシシュゾウ)。
東酒造 正面
創業は万延年間で、約150年経っている。
現当主は、7代目。
「神泉」は、夫の父がお気に入りのお酒だ。
酒蔵は小松市で採れた石材を使った重厚な建物で、国登録有形文化財になっている。
酒蔵は昭和24年に建て替えられたもので、
地元の観音下(カナガソ)の山から切り出した石でつくられた3つの石蔵を中心に構成されている。
当時としては断熱効果が優れているといわれ、貴重な酒蔵だった。
2016年に、「小松の市石文化」が日本遺産に認定されて、この石蔵が注目されている。
石造りの蔵 |
左の写真と同じ蔵 方向を変えて見る |
木造の作業場の土台も石で造られている |
窓のデザインもシャレている |
小松の石文化は、市内のいたるところで息づいている。
小松市内で採掘された石材は、小松城本丸櫓台の石垣の一部にも使われている。
身近なところでは、家の塀や神社の鳥居、墓石…。
街中を歩くと、黄色味を帯びた特徴の観音下石が見られる。
小松の石は、市内だけでなく、国会議事堂や甲子園会館にも使われている。