北村さんちの遺跡めぐり

小松市   地図g  

埴田後山古墳群
はにたうしろやまこふんぐん

小松市埴田町
(撮影日2004/4/18)

河田山古墳群の南の山裾にも古墳があるという。
地図を見ながらこのあたりかねーと探しながら、畑作業中のおじさんにちょっと聞いてみた。
するとこの畑のあたりが古墳だそうな。
ちょっと掘ると石器みたいなものが出てくるという。


埴田後山古墳群の現状は、畑です。



埴田後山古墳群データ


埴田後山古墳群の位置と古墳分布
(2015年10月河田山古墳資料館展示から)

   

埴田後山明神1号墳 須恵器や直刀が出土
埴田後山明神2号墳 環鈴や甲冑、直刀が出土


埴田後山明神2号墳出土の甲冑
(河田山古墳資料館に展示)
埴田後山明神3号墳 径約11.5mの円墳
幅1.2〜2mの周溝がめぐっている。
6世紀前半
須恵器、土師器、刀子、鉄鏃、管玉、ガラス小玉などが出土
小松市後山明神3号墳
  古墳時代後期

横穴式木室
 
出土品
(「小松と能美の平野を見渡す古墳群」パンフから)
埴田後山明神4号墳 地主が畑地から、鉄刀・鉄斧・鉄鏃を掘り出した。
主体部の大部分が既に削平
径約19mの円墳。周溝あり。
棺の長さは3〜5m
刀子1・臼玉350・櫛10が出土
出土品から棺と被葬者の頭の向きが判明した。
溝下底から出土した器台の破片より5世紀後半と推定されている。
埴田後山無常堂古墳 径23.5mの円墳。2つの埋葬施設。
5世紀中頃
眉庇付冑、短甲、鉄剣、鉄鏃、刀子四獣鏡、勾玉、縦櫛など出土

埴田後山無常堂古墳出土品

(「小松と能美の平野を見渡す古墳群」パンフから)

  

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