北村さんちの遺跡めぐり
小松市 小松市の地図g
矢田野エジリ古墳 |
小松市春日町 |
現在は説明板だけがある。跡地付近は春日会館(集会所)や公園となっている。
矢田野エジリ古墳跡地
説明板が見えている。
(説明板から)
三湖台古墳群のひとつである矢田野エジリ古墳は、
全長30mの前方後円墳。6世紀前半の築造と推定されている。
1988年の発掘調査の時には、すでに墳丘・埋葬施設ともに削平されていたが、
周溝が残っていて、周溝から人物・馬を含む大量の埴輪が発見された。
埴輪はすべて破片の状態で出土し、総数7000点を越える。
現在の地表の1m下には周溝が残されている。
出土した埴輪
(説明板から)
出土した埴輪を接合した結果、
人物埴輪11・馬形埴輪2・円筒埴輪15・朝顔形埴輪2がほぼ完全な形で復元された。
矢田野エジリ古墳出土の埴輪は、埴輪としては珍しい須惠質焼成という特徴を持ち、
製作技術の面においても特色ある技法が駆使されている。
平成9年、破片を含む全出土埴輪が一括で国の重要文化財に指定された。