北村さんちの遺跡めぐり

小松市  地図g  

ブッショウジヤマ古墳群

小松市中海町
(撮影日2004/4/18)

小松市中海町に新しくできたポケットパークは、元は古墳だった。
以前行ったとき(平成11年)は発掘が終わった直後だった。
今は古墳風に整備されているが、元の古墳とは全く違う。

現在のブッショウジヤマ古墳
この山の位置に、1号墳と2号墳があった。
古墳時代の後期(6世紀後半〜7世紀前半)の築造


発掘中のブッショウジヤマ古墳(発掘報告書より)

山の真中に見えているのは2号墳
1号墳は道路建設のときに削られ、ほとんどが消滅している。
(道路が交差しているあたりに一部分残っている。)



ブッショウジ山古墳群実測図

フォーラム「古墳時代後期の江沼と三湖台古墳群」(2007/9/16)
  主催 小松市教育委員会埋蔵文化財調査室

の資料から引用


2号墳の状況
直径12m高さ1mの円墳で、木材と粘土で作られた墓室がある。(横穴式木室)
二人の有力者が、多くの武器とともに埋葬された。
長さ60pの鉄剣、須恵器の壺、高坏などが出土。
古墳時代後期の築造と推定されている。

ブッショウジヤマ2号墳横穴式木室

横穴式木室復元平面図
(「小松と能美の平野を見渡す古墳群」パンフから)

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