北村さんちの遺跡めぐり
金沢市 地図g
上野八幡神社 牛坂古墳群 |
金沢市小立野 撮影日2016/7/27 |
石川考古学研究会会誌・第22号「北加賀地域古墳群分布調査報告」に載っている古墳群。
「加賀志徴」等の文献によれば、上野八幡神社に古墳が2基あり、周溝もよく遺存していたと記録されている。 さらに、周辺には多くの塚があると記されていて、かなりまとまった古墳群が形成されていたことが窺える。 現在は神社、金沢大学工学部(跡地)、住宅地となって、古墳の所在は全く不明 (「分布報告書」から抜粋) |
上野八幡神社社叢 背後は児童公園となっている。 |
上野八幡神社 約400年間の神仏混淆の時代、医王寺と呼ばれていた。 天正年間(1573~92)、石動山天平寺の僧・空山が 後の加賀藩初代藩主・前田利家に内通し、石動山の麓に建立したと伝えられている。 天正14年(1584)、利家が金沢に移転した後、文禄2年(1593)、金沢の山崎郷(小立野白山町)に移転した。 享保16年(1731)、現在地に遷座し、明治5年(1872)、村社となる。 境内には芭蕉句碑がある。 秋祭りの餅つき踊りは金沢市無形文化財に指定されている。 (説明板から) |
神社の境界のカーブが 前方後円墳の痕跡かと思ってしまうが、 根拠はない・・・・・ |
金沢大学工学部ができる前は、いくつかの墳丘が見られたという・・・。
現在、金沢大学工学部は角間に移転、敷地は高い柵に囲まれていて入ることができない。