東北の旅その2
1日目A・2日目@
岩手・角塚古墳から厳美渓撮影日2013/10/1〜6
2013年10月1日。 東北の旅1日目。
午後2時過ぎに、江釣子古墳群の見学を終え、南下。
角塚古墳 国指定史跡 |
奥州市胆沢区南都田字塚田 撮影日2013/10/1 |
14時45分 着。 道をはさんで北側に角塚公園がある。
角塚古墳墳丘模式図 (説明板から) 上が北 角塚古墳は 県内最大で最古の古墳。日本最北端に位置する前方後円墳。 全長43〜45mの前方後円墳 後円部径29m・高さ4m 前方部は北側幅10m・南側幅15m・高さ1.5m 後円部は2段築成 葺石あり 埴輪あり(円筒・人物・動物・家形) 周濠あり。 発掘調査はされていないので、内部構造や副葬品は不明。 5世紀後半〜6世紀前半の築造と推定されている。 1974・75年に範囲確認調査。古墳公園内に保存・整備されている 角塚という名は、この地方に伝わる「掃部長者物語」に出てくる掃部長者の妻が、 16本の角を持つ金色の大蛇に変じたあと、その角を埋めたという伝承に由来している。 |
|
角塚公園の埴輪復元 古墳のように見えるが単なるモニュメント |
角塚古墳後円部 北側の公園から見る 古墳のまわりに立つ旗には 「心ふれあう古墳の郷なつた」と書かれている。 |
角塚古墳 右(南)前方部 低い前方部だな |
墳丘に上がろうとしたが、畑や水路に阻まれて果たせなかった。
中尊寺 世界遺産 |
平泉町衣関 撮影日2013/10/1 |
門前の駐車場に駐車。 15時50分 着。
観光客が帰り出す頃の見学となってしまった。
中尊寺入口
駐車場から上り坂の参道が西にのびていて、
参道の両側にお堂が並んでいる。
中尊寺は、天台宗東北大本山。850年、慈覚大師円仁の開山。
中尊寺というのはこの山の総称で、
本寺である中尊寺と山内17ヶ院の支院で構成される一山寺院である。
中尊寺本堂
中尊寺本堂は一山の中心となる建物で、
1909年(明治42年)の建築
参道の奥に金色堂がある。国宝建造物第1号。
金色堂は、元治元年(1124年)の造立で、現存する唯一の創建遺構。
解体修理がなされたとはいえ、覆堂の中で厳かに藤原の輝きを見せていた。
金色堂・讃衡蔵(資料館)の見学は有料です。
木立の奥に見える金色堂覆堂
残念ながら、金色堂は撮影禁止です。
現在の覆堂は鉄筋コンクリート造り
金色堂はガラスケースに包まれて湿度・温度が管理された中に
保存されている。
讃衡蔵も必見です。
金色堂旧覆堂 (重文)
金色堂を風雪から護るため建てられた五間四方のお堂
正応元年(1288年)に鎌倉幕府によって
建てられたというと伝えられているが、
現在は室町時代中頃の築造ではないかと考えられている。
1962年、金色堂の解体修理工事が始まるまでの約500年間、金色堂を風雨から守ってきた。
現在は、100mほど北西に移築されている。
芭蕉さんもこの建物の中にある金色堂を見た!!
芭蕉句碑
「五月雨の 降残してや 光堂」
1746年(延亨3年)建碑
経蔵 (重要文化財)
国宝の「中尊寺経」を納めていた建物。
一部平安時代の古材が使用されているが、
建築年代は鎌倉末期と推定されている。
毛越寺のそばを通ったが・・・・・・見学しなかった。
達谷窟(タッコクノイワヤ) 国史跡 |
平泉町平泉字北沢 撮影日2013/10/1 |
午後5時を過ぎ、参拝時間は終わってしまっている。
達谷窟は、平泉中心部の南西約6kmの太田川北岸にある。
東西長さ約150m、最大標高差約35mの断崖に掘られた洞窟。
天台宗西光寺の境内にある。
窟の前面には、懸崖造りの毘沙門堂があり、南面して中島を伴う池が配置されている。
毘沙門堂内に25体の毘沙門天像を安置する。京都清水寺の舞台を模している。
達谷窟は、坂上田村麻呂に討たれた蝦夷の首長の悪路王が籠ったところとされている。
達谷窟 入口 ここからすぐの崖に窟があるようだ。 |
達谷窟 左奥に木々の間から少し見えるかな? |
達谷窟 鳥居の向こうに見える |
達谷窟の毘沙門堂 (現地説明板の写真) 実物は、少ししか見えなかったので、 説明板の写真を引用させて頂いた。 |
もっと奥まったところに窟があると思ったら、すぐそこに見えるのでびっくり!!
厳美渓に行く。
このあたりは5時を過ぎると、全てが終わってしまうようだ。
ちょっと駐車して、厳美渓を見学と思ったけど、駐車場にも入れない状態なので、あきらめる。
今朝は3時から活動開始したので、早いけど、宿で休むことにするかな。
今日の宿は「チサンイン岩手一関インター」。
宿近くのイオン一関店で夕食を済ませ、18時半、宿到着。
2013年10月2日。東北二日目の朝。
7時半少し前に、「チサンイン岩手一関インター」を出発。
まず昨日見られなかった厳美渓へ。
厳美渓 国指定 名勝 天然記念物 |
一関市厳美町 撮影日2013/10/2 |
道の駅厳美渓に駐車。 7時34分着
周辺を歩いてみる。
厳美渓は磐井川の中流にあり、噴火でつくられた石英安山岩質熔結凝灰岩が浸食されてできた。
48滝や甌穴は国名勝記念物に指定されている。
厳美渓その1 |
厳美渓その2 |
厳美渓その3 甌穴 (龍の顔のようだ・・・) |
厳美渓その4 |
厳美渓近くの温泉神社 「温泉」の名前の由来は何だろう? |
温泉神社内のエドヒガン桜(市指定天然記念物) 樹高15m 樹齢370〜400年 |
道の駅厳美渓でトイレを借りて・・・・
一関市銅谷町のアサヒ商会にて、ガソリン補給。 出発から 776.4km。
宮城県に向かう。 午前8時15分。
宮城県鳥矢ヶ崎古墳群につづく